ミセスのライブで妊婦出産の怪情報「なぜ参戦」「誰が悪い論争」

(左から)ミセスの藤澤涼架、大森元貴、若井滉斗
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名古屋でのMrs.GREEN APPLEの公演で、開場遅延の理由として妊婦の緊急出産が噂されていますが、公式発表はありません。過去の炎上事件もあり、議論が続いています。

25日に名古屋で開催された、人気ロックバンド「Mrs.GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル)」の5大ドームツアーの愛知公演(バンテリンドーム ナゴヤ)で開場時間が遅れた理由が、トイレで妊婦が緊急出産したことにあるとする驚きの未確認情報がX(旧ツイッター)で拡散されている。

名古屋公演、開場遅延の謎めいた理由

25日のライブの開場予定は16:00となっていたが、ミセスの公式Xはこの日の16時20分に次の通りにポストしている。

≪DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”≫ 開場時間変更のご案内

ただいま場内最終調整のため、開場時間は17時を予定しております。 開場時間が変更となりご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどお願いいたします。

出産騒動の情報の発信元はX投稿のみで、公式からの発表もないことから、「何ひとつ確定してない アンチの流したデマ説あるのでは?」「ここに来て出産自体が嘘説」などと訝しむ書き込みも散見される。

また、騒動が起きたのが開場前だとされていることから、「ミセスの例のやつって開場前ならスタッフさんとかじゃないの? 普通に妊婦の働き方改革した方がいいのでは」「ミセスの開場遅れた理由がトイレで出産したからって見たけど、開場前ならスタッフさんかな、とか、スタッフさんなら産休前だから未熟児では? とか考えてしまう経産婦」などと推察するXユーザーたちもいる。

ほかにも、妊婦がライブに参戦することに関して、大論争になっている。

「美談か迷惑か」妊婦のライブ参加に対立する意見

「あらゆる事態を想定してなかったミセス運営側が悪いて言ってる人いて目を疑った」「ミセスのLIVE、トイレで出産したこと美談にしてる人いるの????母子の安全が最優先なのになぜLIVEにいった????」という批判的な声の一方で、「妊婦は迷惑だからライブ来るな〜っていう人ばっかりで、そりゃ少子化進むわと思った」「妊婦参戦に賛否出てるみたいだけど、わたしはしたことある人…普通に行って普通に帰って来れたけれども」と擁護する声も上がっているのだ。

人気ロックバンドゆえにたびたび炎上するミセス。今年7月下旬に2日間にわたって開催された、神奈川県・横浜市にある山下ふ頭の特設会場での野外ライブで、騒音被害を訴える苦情が殺到する騒動に見舞われ、所属レコード会社のユニバーサルミュージックは謝罪声明を出す事態に発展した。

同月上旬には、ミセスがコラボしたディズニーのパレードに、ボーカルの大森元貴(29)、ギタリストの若井滉斗(29)、キーボードの藤澤涼架(32)の3人が登場した際の動画がX上に投稿され、「ミッキー邪魔」という女性の発言が入っていたことから物議を醸した。この時は逆に「ミセス邪魔」という声も上がり、動画の投稿主が謝罪する事態になっていた。

2024年6月には、新曲「コロンブス」のミュージックビデオに「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として、公開を停止したと発表。

この時のMVでは、歴史上の人物にふんしたメンバー3人が類人猿に音楽などを教え、類人猿が引く人力車にメンバーが乗る描写もあり、公開直後から「植民地主義と奴隷制を肯定している」などの批判がネット上で相次いでいた。

今回の出産騒動を受けて、「出産の件、誰が悪い論争になってるみたいでミセスが悪いって話にもなってきてて、ほんとになんでも炎上ネタにされる」「ミセスさんってコロンブス以外悪いこと全くしてない」と、度重なる炎上にうんざりするファンの声もX上に寄せられている。

■Mrs. GREEN APPLE(ミセス・グリーン・アップル) 2013年に結成。当初のメンバーは大森元貴、若井滉斗、山中綾華、松尾拓海で、少し遅れて藤澤涼架が加入。2014年に松尾が脱退し、髙野清宗が加入。ミセスは2020年7月の「フェーズ1」終了で活動を休止し、2021年に山中と髙野が脱退した。3人体制となり、2022年には「フェーズ2」が始動し、活動再開。日本レコード大賞では、2023年に「ケセラセラ」、2024年に「ライラック」で大賞を獲得し、バンド史上初の連覇を果たした。2025年12月31日にフェーズ2を完結し、2026年1月1日から「フェーズ3」開幕する。所属事務所はユニバーサルミュージック内の​Project-MGA。

(zakⅡ編集部・小野田聡)