
ファンがやきもきしながら見守っているのが還暦を迎えた女優・(60)の体力だという。
現在、主演を務めるフジテレビ系の月9ドラマ「絶対零度~情報犯罪緊急捜査~」で毎回、披露される過激なアクションや激走に往年のファンらは《見ていてハラハラする》《そんなに走らせて1クールもつのか》と驚きと心配の声をあげているのだ。
同ドラマは、上戸彩(40)、沢村一樹(58)が主演を務めてきた人気シリーズ第5弾。今回、沢口は警視庁内からスペシャリストを集めた『情報犯罪特命対策室』(通称・ディクト)の刑事・二宮奈美を演じているのだが…とにかく走るのだ。
沢口の看板長寿シリーズ「」(系)で演じた榊マリコ役はアクションとは無縁の存在だったが、「絶対零度」の沢口はまるで生まれ変わったようにアクションシーンを披露する。
「放送前の取材で沢口本人が『撮影はダッシュを求められまして、予想以上に走りましたね。第1話は一度も座ることがなかった』と話していましたが。まさかあそこまでガチで走りを見せるとは。業界関係者も、驚いていますよ」(民放ドラマ関係者)
還暦を迎えた沢口がなぜ、あれほどのアクションに応えられるのか。その裏には、並々ならぬ役づくりの努力があるようだ。
「ドラマでは常に犯人を追いかけ走り続ける沢口ですが、毎回登場する犯人逮捕のための格闘シーンも新たな見せ場になっています。こうした過激な収録に応えるため沢口はジム通いを欠かさなかったそうです。専用の個人トレーナーをつけ筋トレにヨガ、キックボクシングを習っている。オフの時には一日1時間以上もランニングを欠かさないそうです」(前同)
視聴率は、初回(10月6日)こそ世帯6.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)とまずまずのスタートを切ったものの第2話=5.5%、第3話=5.5%と失速。しかし、10月27日に放送された第4話では、世帯5.8%(個人3.3%)と第2話・第3話から数字を上向かせた。しかし11月3日放送の第5話では、世帯5.4%(個3.2%)とまた失速。
一進一退の視聴率を前に、健闘する沢口をファン以上に心配しながら見守っているのが“古巣”の関係者だという。
「『絶対零度』の撮影がハードだという話は当然、テレ朝側にも伝わっている。正直、フジの月9で新境地を開拓してくれるのは構わないが、万が一、あそこで倒れたり、アクションシーンで大きなケガでもされたら堪らない、というのが本音でしょう」と明かすのは、ある制作会社関係者だ。
「というのも、『』の続編制作がすでに内定しているからです。沢口さんあっての『科捜研』であり、彼女が長期離脱するような事態になれば、テレ朝の編成計画が根本から狂ってしまう。フジが沢口さんを走らせれば走らせるほど、テレ朝の局員は『頼むから無事でいてくれ』と祈るような気持ちで見ていますよ」(前出・制作会社関係者)
「肉体派女優」としてまさかの新境地を見いだした沢口。“新・科捜研”でも過激アクションシーンをお披露目してくれるかもしれないが。
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の奮戦ぶりは明らかだが、どうにも視聴率が上がらない。関連記事【もっと読む】「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ?
二匹目のドジョウ狙うも大誤算…では、原因はフジテレビにあるのではないかという仮説を伝えている。