2019年に亡くなった大女優の八千草薫さんが長年過ごした世田谷の3億円豪邸が取り壊されていたことがわかりました。
八千草さんは夫・谷口千吉さんの死後も豪邸での暮らしを続けていましたが、がんによる余命宣告を受けると思い出の家や庭を残すため区や関係機関に寄贈を相談していました。
しかし、遺贈を受けた谷口さんの遠い親戚らは数千万円の相続税が負担となり、2020年に売却する決断をしました。
現在、その土地には新築の戸建てが3棟建設され、面影は残っていません。自宅や庭を遺すことは叶いませんでしたが、八千草さんが愛用していたベンチは千葉県の墓苑に寄贈されています。
