橋下氏 「態度悪い」批判された藤田代表が会見で唯一濁した一言→見逃さず「誤魔化した!赤旗で調べて」 速攻で新たな疑念報道出て「やっぱり」

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 日本維新・藤田文武共同代表が4日に会見し、しんぶん赤旗が報じた、主に公金が原資の約2000万円と、自身の公設秘書が代表を務める会社が絡む疑惑について説明を行った。

 藤田氏は2017年から昨年まで約40件、政治活動の機関誌、ビラ、冊子、ポスターのデザイン、印刷、製本などを秘書の会社に発注し、計約2000万円を支払っていた。同社を元請けに発注し、別途同社から下請けへの発注もあったとした。弁護士に確認し「法的にはどこから切り取っても適正」とする一方「誤解や疑念を招くものとの指摘や批判は真摯に受け止め、今後、当該企業への発注はしない」と述べた。

 会見では、別の議員に秘書の会社を紹介したことはあったかと聞かれると、「それはちょっと分かりません、ないと思いますけどね。あるかもしれないし、ないかもしれない。ちょっと分からない。彼は公設秘書なんでほかの選挙の応援に行ったり、秘書会にも入ってるし、維新の会の中では知り合いが多いので。依頼を受けているかは分かりません。法人のこと何で私の管理下にはないです」としていた。

 終始強気な反論を展開し、ネットで「態度悪すぎ」「逆切れ」とも指摘されている会見の中で、言葉を濁した発言。藤田氏を怒涛批判している橋下徹弁護士がX(ツイッター)に「藤田さんは身内会社が他の維新議員から仕事を受けているのかどうか答えなかった」と反応。「藤田さんが『ない』と言い切れば問題なかったし、あるいは『調査する』と言えばその結果を待てばいい。しかし藤田さんは『法人の話なので自分は分からない』ごまかし、調査も明言しなかった」と指摘した。

 しんぶん赤旗に向け「だから赤旗調査の出番。政治資金収支報告書と選挙運動収支報告書から、他の維新議員から藤田さんの身内会社にビラ作成等で支出があるのかどうか。地方議員も含めて。『ない』ことを願っている。維新は選挙ビジネスをやっているという一部報道があるのでそれを打ち消すためにも。ただし政治家たちにも家庭の平穏があるので、取材方法は適切にしてください」と記した。

 5日午後に橋下氏が指摘した件で、新たな疑念報道があり、橋下氏は「やっぱり」と投稿した。「こうなると維新議員も発注してるのでは?と疑ってしまう」とした。