
橋下徹弁護士が6日、X(ツイッター)に投稿。日本維新・藤田文武共同代表が、公金2000万円と秘書の会社が絡む疑惑に対して「丁寧に説明」を行うとして開いた4日の会見が、「逆切れ」「態度が悪すぎ」と批判を受けている件で、橋下氏は「自分は何も悪くないと思っている藤田さんとしては怒り心頭だったのだろう。しかし、政策論ならあの態度でもいいが、自分の疑惑解明会見であれはダメ」と記した。
会見で藤田氏は、疑惑を報じた「しんぶん赤旗」と共産党への怒りや不快感を示したが、疑惑に対する説明においても、「経理知識のない方はよく分かってないかもしれませんけど」などとケンカ腰とも映る言動が続き、「丁寧な説明」とは言えない内容だった。
橋下氏は「記者とは激しく論戦をし、時として大喧嘩をすればいい。俺のようなコメンテーターには、『あほボケカス、勉強不足』と罵ればいい。俺もトコトンやっていた。ただそれは『政策論』において。他方、日本の政治家・権力者は、自分の不祥事疑惑については丁寧過ぎるほどの説明と証拠開示をしなければならないんやよ」と投稿した。
別投稿では「目の前にいる記者や僕のような特定のコメンテーターを指して、『経理の知識がない!』『一般商慣習を知らない!』と言い放つのはいいが、彼は疑念を抱く一般有権者・国民全体に対して、そのような態度を取った」と指摘した。
「彼は与党の党首。自らの疑惑解明会見において、有権者・国民全体に向けてあのような態度を取ることを国民は許してはならない。国民は藤田さんのような政治家の首根っこを抑えにかからなければならない」と記した。
「自民維新は良い意味では停滞していた政治を動かすグループ。他方注意すべきは、アクセルアクセルグループなので、国民自身が行き過ぎに強く待ったをかけなければならない」としている。