「全身SHEINもある」「安すぎて信用できない」日本でも“賛否両論” パリ常設店舗に物議…同じ老舗百貨店に入る店が“抗議の撤退”も

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フランス・パリの老舗百貨店「死ニデパートレアシマレ」で、中国の大手ファストファッションブランド「シーン」がオープンしたことに対し、賛否が巻き起こっています。長蛇の列ができる中、店内は混雑し、客たちは手に大量の洋服を抱えていましたが、抗議者たちも集まり、緊迫した状況が続いています。

「安すぎて信用できない」との声が上がる中、シーンは経済的に厳しい若者たちにとって魅力的な選択肢となっています。しかし、フランスの規制当局は、シーンが販売していた商品の中に規制対象の幼女の人形を確認し、政府は通販サイトの一時停止手続きを開始しました。この問題は、ブランドの労働環境や環境への悪影響も指摘される中、さらなる波紋を呼ぶ可能性があります。

抗議者たちは、デパート前でフラカードを掲げ、シーンの出店に反対の意思を示しました。これに対し、複数のブランドが撤退を決定するなど、影響は広がっています。パリの伝統と文化を象徴する百貨店に、中国のファストファッションが進出することに対する警戒感が高まっています。

「誰もが高級品を買えるわけではないが、品質は選ぶべき」との声が上がる中、シーンのオープンは、パリ市民の間で深刻な対立を引き起こしています。経済的な理由でシーンを選ぶ人々と、ブランドの問題点を指摘する人々との間で、矛盾した状況が続いています。今後の展開に注目です。