【高市自民】橋下氏 高市首相の「ここが最大の懸念点」と指摘 予算委が荒れた重鎮との壮絶バトル案件→「日本の力に見合わないイケイケ判断」が怖いと

main-image

 橋下徹弁護士が7日にX(ツイッター)に投稿。高市早苗首相が初の本格論戦に臨んだ同日の衆院予算委での発言に反応した。

 予算委では立憲民主党・岡田克也議員から台湾有事などの想定で「軽々しく武力攻撃と言うべきでない」と迫られ、20分以上の激しい応酬が続いた。

 高市首相は「あらゆる事態、最悪の事態を想定しておくということは非常に重要」「有事もいろんな形がございましょう。戦艦を使って武力行使を伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケースと考えます」と述べた。

 これに岡田氏が「非常に幅広い裁量の余地を政府に与えてしまうことになり懸念する」「軽々しく存立危機事態と言うべきでない」と指摘。近隣国での有事では、まず在留邦人を安全な場所に移動させることが責務だとし「存立危機事態だと武力行使したら、そういうことも困難になる可能性が高い。あんまり軽々しく武力行使、武力行使と言うべきでない」とただした。

 橋下氏はX投稿で「ここが高市自民維新政権の最大の懸念点」と記した。

 「概念上存立危機事態にあたり得るとしても、日本の力に見合わないイケイケ判断をする可能性あり。ここは徹底チェックする必要あり」と指摘した。

 橋下氏は、高市首相の「村山談話」を巡る予算委答弁については「高市さんはこれまでの主張をことごとく撤回。この際強硬保守の荒唐無稽な主張を全部整理した方がいい。強硬保守派も高市さんを批判しないということは信念のないファッション保守だったんだろう」と記した。