
今朝、札幌市で今年初の積雪が観測され、一面「銀世界」が広がりました。路面電車の線路を除雪する「ササラ電車」が、昨年より11日も早く今シーズン初の出動を果たしました。午前5時前、札幌市内では12センチの積雪が記録され、市民は驚きと共に雪かきに追われています。寒波が襲い、最低気温はマイナス2.1度、最高気温も1.9度と、厳しい冷え込みが続いています。
冬の風物詩である「ササラ電車」は、竹でできたブラシを使い、勢いよく雪を払いのけていきました。市内では雪かきをする人々の姿も見られ、思いがけない降雪に戸惑いの声が上がっています。
一方、東京の代々木公園では「東京雪祭」が開催され、約15トンの氷を使った雪遊びで子どもたちが大喜び。滑り台や雪遊びを楽しむ子どもたちの笑い声が響き渡り、会場は活気に満ちています。明日もイベントは続き、スノーボーダーによる技の披露も予定されています。
この冬の訪れを告げる雪の便りは、札幌と東京で異なる形で感じられています。厳しい寒さとともに、冬の楽しさも広がっていくことでしょう。