
極楽とんぼの加藤浩次が8日放送のTBS系「人生最高レストラン」に出演。自身の“狂犬キャラ”が生まれたいきさつを明かした。
この日はタレントの清水ミチコがゲストで登場。1988年から放送されたフジテレビ系人気番組「夢で逢えたら」でブレークした清水だが、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、野沢直子らそうそうたる共演者との実力差を痛感したという。「自分だけがおもしろくないって初めて思ったんですよ。ちっちゃいころからおもしろいって言われてきてたのに、全然おもしろくないじゃんって。その時は落ち込みましたね。これが落ち込むかってことかっていうぐらい。(共演者は)カメラ回ってなくても、ずーと面白いこと言うから。もう人種が違うんだと思って。とんでもないところ来ちゃったなあと思いました」と劣等感を抱いていたと明かした。
それでも清水は、不細工でわがままという設定の「伊集院みどり」というキャラクターを演じて大人気となった。
すると加藤も、ナインティナイン、よゐこと共演した人気コント番組「とぶくすり」に出演していたころを回想。「清水さんと同じ感覚ありましたよ。自分のポジション、どこなんだろう?」と同じ悩みを持っていたと吐露。「ナインティナイン中心でやってて、よゐこはめっちゃシュールだし、(相方の)山本は太ってて、ファニーな感じで使われるし。俺はどうしたらいいんだって…」と思い悩んでいたと明かした。
タレントのYOUが「やっぱ、暴力だよねえ」と言い当てると、加藤は「そうなんですよ!」と即答。「そこはもうあれ?残ってるのは暴力しかねえなあ、みたいな」と当時を振り返り、「そこの葛藤、すごいありましたよ」と本音を明かした。
加藤はかつてバラエティーなどで、人気アイドルらに容赦のない暴挙に出ることから“狂犬”などと呼ばれた。