【札幌の円山動物園に出没したクマ】園内施設のエサを狙って侵入を繰り返した可能性“シマフクロウ用のホッケ”などがなくなる〈北海道〉

 札幌市の円山動物園に出没しているクマが、園内施設のエサを狙って侵入を繰り返している可能性があることが分かりました。

 これは、11月9日午後9時ごろ、野生復帰施設で撮影された体長約1メートルのクマです。

 施設の窓枠の金網が破られているのも確認されました。

 札幌市の円山動物園では、9日からクマの姿や足跡が見つかっており、市は10日、周辺に電気柵を設置しました。

 その後の調査で、野生復帰施設では8日に置かれたシマフクロウ用のエサ(ホッケなど)が、9日にはなくなっていたということです。

 クマが当時開いていた窓からエサを取ったとみられ、市はエサを狙って柵を乗り越え、出没を繰り返している可能性があるとみて警戒しています。