
11日の衆院予算委で、共産党・田村智子委員長が持ち時間の約40分の全てを軍事・防衛関係に投入して、高市早苗首相を追及した。
高市首相が今回予算委で立憲民主・岡田克也議員との論戦の中で、台湾有事の最悪ケースを想定して「存立危機事態になりうる」と発言したことを田村議員は「集団的自衛権の行使で、日本が攻撃も侵略も受けていないのに、自衛隊が海外で武力行使する重大な問題になる」と追及し、撤回を求め、紛糾した。
その後も「ミサイル配備」などで激しい追及が続くと、小泉進次郎防衛大臣が「ミサイル列島というパネルをお示しされましたけれど、あたかも日本が自制が効かず、我々が軍備を増強しているというレッテルを貼るような事は、私は基本的認識として違うと思います!」と強く反論した。
その後の質問に対しても「さきほどから、まるで日本が自制が効かず軍拡を進めているかのような前提でずっとお話をされてますが、正直、理解に苦しみます」と指摘した。
「我々がこのような対処をしているのは、総理も申し上げているとおり、いかに日本を取り巻く安全保障環境が厳しくなっているか。こういった中での日本の抑止力と対処力を高めるための不断の取り組みをすること。このことは危機を煽るのではなく、厳しくなっている安全保障環境に対して、適切対応を進めているということです」と述べた。
続けて「これをどのように判断されるか。先生の基本的な認識を国民の皆さんががその通りだと思うのか、いや、それはちょっとあまりにも…まあ、私はこれ以上は言いませんけど」と皮肉もはさんで、「国民の皆さんに十分ご理解いただけるよう説明を続けたい」と語った。
小泉大臣の反論がネットでも話題に。「小泉進次郎、覚醒!」「進次郎。防衛大臣になって覚醒した?」「進次郎さんが覚醒してるのが最近1番おもろいことかもしれん」「進次郎、鍛えられたな」「おー進次郎覚醒してるw」「カンペ見ないと話せない進次郎覚醒した」「すげえ、進次郎構文でもない 何があったんだろ」「共産党、田村智子にひかない」「もしかして進次郎本気出したら口喧嘩めっちゃ強いんちゃうかこれw」「進次郎まじでどうしたってくらい無双してる」「こんな気の利いた皮肉めいた事まで言えるのか…」「カンペ見ること少ないし ちょっとびっくり」と反応する投稿が相次いでいる。