
テレビ朝日系「」(月~金曜・午前8時)は12日、日本を代表する俳優で、映画「切腹」や黒澤明監督「影武者」などに主演し、主宰する「無名塾」で役者の後進育成にも力を注いだ文化勲章受章者の(なかだい・たつや、本名・元久=もとひさ)さんが8日午前0時25分、肺炎のため都内の病院で亡くなったことを報じた。92歳だった。
昭和、平成、令和と3つの時代で第一線に立ち続けた。葬儀は関係者で営む。お別れの会などは予定していない。
番組では、黒澤明監督「影武者」などに主演した俳優としての軌跡と功績をVTRで伝えた。75年には恭子夫人(96年死去、享年65)と私財をなげうち無名塾を創設し、役所広司、若村麻由美らを育てた。その一方で、自身の舞台公演を続け、生涯現役を貫いた仲代さんの人生を紹介した。
司会を務めるアナウンサーは「役者であると同時に本当に多くの役者さんを育てました」と追悼した。さらに「92歳。本当に生涯現役だった人生だったと思います」としのんでいた。