
俳優・オダギリジョーが12日、都内で行われた映画「兄を持ち運べるサイズに」(28日公開)のプレミア上映会舞台あいさつに主演の柴咲コウ、共演の満島ひかりらと出席した。
オダギリは妹にお金の無心をしたり、妻に愛想をつかされる兄役で「『監督からは今回の役はオダギリさんにピッタリですよ』と言われました。どういう捉え方をしているんだろうと」と苦笑いして振り返った。
オダギリも素の自分の似ているところはあると自覚しているようで「ダメな部分はいっぱいあるし、社会に適合できない人間ではあると自覚はしている」と納得しているというものの「こういう役だからこそ、自分のダメな部分とか、許されない部分を許してもらいたいなと思いながら演じてました」と自虐をこめた。
ただ、中野量太監督は「ダメだけでなく最後にすてきな温かさを表現しなくてはいけなくて。ダメだけな部分を演じられる俳優はいますけど、ダメプラス温かい部分を演じる人はオダギリさんしかいない!」と俳優としてベタ褒め。オダギリは照れくさそうに「いやいやいや、彼がいますよ」と隣の子役・味元耀大に助けを求め、頭をかいていた。