
スキーシーズンが間近に迫る中、冬の観光活性化のきっかけになるのでしょうか。
札幌市は10月下旬、中国からスキーヤーを呼び込もうと、中国で屋内スキー場を運営する企業と協定を結びました。
市が協定を結んだのは、中国の屋内スキー場運営企業「BONSKI」です。
中国の深圳市で10月26日、現地時間の午前9時から覚書締結式が開かれました。
この”スキー”協定の有効期間は3年。共同事業として、12月~3月「さっぽろばんけいスキー場」に「BONSKI」のインストラクター10人ほど招いた多言語対応レッスンツアーなどが計画されています。
スキー客が希望すれば、市内にある「札幌国際スキー場」や「サッポロテイネスキー場」など、ほかの5か所のスキー場にインストラクターを派遣することも検討しているということです。
2024~25年シーズン、札幌市内のスキー場6か所の来場者数は計約102万人。市は、「スノーリゾートシティSAPPORO推進戦略」と題した冬の観光戦略の中で、2030~31年シーズンまでに来場者数を116万人に増やす目標を掲げています。
中国では2022年の北京冬季オリンピック以降、スキーが大人気となっています。
市の和田康広観光・MICE担当局長は「上質な雪の提供など多くの観光客に楽しんでいただける街」と話しています。