
福岡県那珂川市で12日、男性が包丁で刺され死亡した事件で、逮捕された43歳の息子が「両親に病院に連れて行かれそうになりもめた」と供述していることが新たに分かりました。
◆記者リポート
「野口容疑者が出てきました。足早にバスに乗り込んでいきます」
逮捕された那珂川市の無職、野口直希容疑者(43)は13日、殺人と銃刀法違反の疑いで身柄が送検されました。
警察によりますと野口容疑者は12日午前、那珂川市の路上で父の三義さんの腹部付近を包丁で刺し殺害しようとしたとして殺人未遂の疑いで現行犯逮捕されました。
その後、三義さんが死亡したため、警察は容疑を殺人に切り替えました。
野口容疑者の60代の母親も背中にけがをしていて、事件に巻き込まれたとみられています。
その後の捜査関係者への取材で野口容疑者が「両親に病院へ連れて行かれそうになりもめた」と供述していることが新たに分かりました。
野口容疑者は両親と同居していて、警察は家族間のトラブルが事件に発展したとみてさらに詳しい経緯を調べています。