
名古屋市で発生した主婦殺害事件の容疑者、安福久美子(69)が新たな証言を受けて逮捕後の取り調べに対し、被害者の夫に対する反論を行った。事件は1999年11月に発生し、逮捕から2週間が経過した今、衝撃的な展開が明らかになった。
安福容疑者は、被害者の夫、高浪サトルさんの「女性や子育てに関する考えが嫌いだった」との主旨の証言をしていた。これに対し、サトルさんはFNNの取材に応じ、「そんな話はしたことがない」と強く否定。彼は結婚し、仕事を両立させていたことを指摘し、「頑張ってね」と声をかけていたと語った。
事件の背景には、1999年に行われた運動部のOB会での再会があったと言われている。安福容疑者はその後、取り調べを拒否し、目を合わせることもなかった。名古屋県は、安福容疑者の刑事責任能力を判断するため、今日から鑑定を開始した。警察は、OB会での会話が事件に影響を与えた可能性も視野に入れ、捜査を進めている。
この事件は、26年前の悲劇が再び注目を集める中、真相解明が求められている。サトルさんの反論は、安福容疑者の証言の信憑性に疑問を投げかけ、今後の捜査に大きな影響を与えることが予想される。名古屋市民は、この衝撃的な事件の行方を見守っている。