
報道番組『報道ステーション』(テレビ朝日系)のキャスター(64)が11月13日の放送で首相(64)の睡眠時間に言及。そのコメント内容が物議を醸している。
10月4日におこなわれた自民党総裁選で新総裁に選出されたあと、あいさつで「働いて働いて働いて働いて働いて参ります」と語り、自身の仕事に対する決意をにじませた高市首相。その言葉通り、高市首相は日々ハードワークをこなしている。
11月7日に首相就任後初の参院予算委員会に臨むにあたり、高市首相は午前3時に始動。13日の衆院予算委員会では高市首相自身が「私も今、睡眠時間はだいたい2時間から、長い日で4時間。お肌にも悪いと思っている」と自虐的に語るほどで、その働き方を懸念する声は以前から上がっていた。
『報道ステーション』では、13日の参院予算委員会のやり取りを伝えるなかで、高市首相の睡眠時間についても触れられた。その際、大越キャスターは
「高市政権になって、しばしば働き方の問題が議論にのぼっていますが、いろんな理由がありますが、その理由の1つには、やはり、高市さん自身の超人的な働き方があるんだと思います」と発言。さらに「周囲に心配をかけないこともリーダーの心得と考え、どうかお身体を大事になさってください」と続けた。
一見、高市首相の体を気遣う普通の発言に思えるが……。この件を取り上げたネットニュースのコメント欄に集まったのは、大越キャスターへの共感の声ではなく批判的な声だ。
《「心配をかけないように」という言葉は、少し嫌味を言っているように聞こえてしまいます》
《また難癖?これ「周囲に気遣わせるな」と言うさりげない批判も盛り込んでいますよね》
《椅子に座って机にもたれながらネチネチと批判だけを繰り返す。国会で昼寝して起きたと思ったら文句だけ言う議員と変わらない》
《高市首相になってから、大越の表情がずっと曇ってるよね。そんなに高市さんが嫌い?》
大越キャスターといえば、高市首相への態度が「無礼すぎる」とこれまで何度か炎上している。10月9日放送の『報道ステーション』に、自民党の新総裁となったばかりの高市氏が生出演した際には、「(新総理となるのが)高市さんかどうかは分かりませんけど」と強調して意味深な笑みを浮かべる場面が。また、高市氏の発言を遮るインタビュアーらしからぬ言動も目立った。
大越キャスターが高市氏の発言を遮ったのは9日のインタビューだけではない。同番組で総裁選前に5人の候補者をスタジオに集めて討論会をおこなった際も、高市氏の発言が終わる前に大越キャスターの割り込み・遮りがあり、視聴者から批判の声が上がっていた。
「これまでの大越キャスターの態度の積み重ねにより、視聴者には大越VS高市の印象が強く残っています。そのため、大越キャスターとしては高市首相の身体を本当に気遣っただけなのかもしれませんが、視聴者からは“嫌味を言っている”と捉えられたのかもしれません」(スポーツ紙記者)
政治家の言動を厳しく見守るのもキャスターとしては必要なことだが、同時に自身の発言にも注意したほうがよさそうだ。