
広島・竹原市で8日、逆走車と衝突の瞬間が目撃されました。
映像を確認すると、黒い車は事故の直前に左へよけたものの、逆走してきた緑色の軽自動車はそのまま直進し、2台は激しく衝突して浮き上がり、回転して止まる様子がわかります。
居合わせた人たちが軽自動車に駆け寄ると、腰をかがめ、ぐったりした様子で白い服を着たドライバーが降りてきてきました。
道路脇で休むよう促されると、斜面を転げ落ちてしまいました。
ドライバーを介抱した人は、どうも様子がおかしいと違和感を覚え、介抱した人の同僚は「聞いた話では、酒の臭いがすぐわかる状態。フラフラで意識もうろうと」と話しました。
強烈な“アルコール臭”を漂わせていたというドライバー。
その状態で逆走していた車は、実は直前にも事故を起こしていました。
介抱した人の同僚:
まず私の車にぶつかって、後ろの車にまたぶつかって、最終的に3台の車にぶつかった。
警察によりますと、逆走車は片側1車線の国道で3台の車に衝突。
その後、現場に到着した警察がドライバーの60歳の男の呼気を検査したところ、基準値の約3倍のアルコールを検知。
酒を飲んで運転していたことを認めたドライバーは現行犯逮捕。
その後、送検されました。
警察は、危険運転致傷の疑いで捜査を進めています。