船長が振り返ったらおらず…フグのはえ縄漁をしていた漁船から68歳男性が転落 付近を捜索し海上で救助も溺死

 16日午前、三重県志摩市沖の海上で、フグのはえ縄漁をしていた68歳の男性が漁船から転落し、死亡しました。

 鳥羽海上保安部によりますと、16日午前11時すぎ、フグのはえ縄漁をしていた漁船・佐七丸の船長から「作業していた1名がいなくなった」と通報がありました。

 仲間の漁船などが付近を捜索し、海上で男性を救助しましたが、心肺停止の状態で病院で死亡が確認されました。

 死亡したのは鳥羽市のウシ岡章さん(68)で、死因は溺死でした。

 ウシ岡さんが乗った船は、16日午前4時半ごろ鳥羽市の石鏡漁港を出港し、船長が操船していましたが、午前11時ごろ後ろを振り返った際、ウシ岡さんがいないことに気づいたということです。

 ウシ岡さんの姿が最後に確認されたのは午前10時45分ごろで、鳥羽海上保安部が事故の原因を詳しく調べています。

※ウシは「刃」の下に「一」