神奈月 還暦の境地「ものまねは似ていればいいってものじゃない」 芸歴40周年は武藤敬司と「リングに立ちたい」

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 タレントの神奈月(60)が17日、大阪市内で生誕60周年記念ソロライブツアー「神奈月ものまねLOVE2025」大阪公演(22日・松下IMPホール)の取材会を行った。

 1987年にデビューしてから38年、還暦を迎えた神奈月は「ものまね番組で決勝に行くとか、優勝するとかがなくて30年以上やっているので、皆さん『この人はなんで生き残っているんだろう』と不思議な感じがしていると思う」と、自虐しつつ、「ものまねって似ていればいいってものじゃない、というのが、私を見ていたらわかるんじゃないかな。笑いが取れればいい」と、自身がたどり着いた境地を明かした。

 代名詞ともいえるプロレスラー・武藤敬司のものまねも「やり出した頃は、女性には全くウケなかった。ひな壇の芸人しか笑ってませんでした」と振り返る。しかし「15年やったら膝を痛めるだけでウケるようになった。心折れない、諦めないってことですね」と、笑顔で語った。

 日本ハムの新庄剛志監督や、元巨人の原辰徳監督などプロ野球選手のレパートリーも多く、大阪公演では「やっぱり阪神タイガースのですね、細かいやつをやりたいと思います」と予告。すでに完成している「夏場にタクシーを降りたら暑かった時の岡田彰布前監督」や、侍ジャパンでも活躍中の森下翔太外野手らの新ネタを検討しているという。

 節目となる芸歴40周年へ向けては「プロレスのリングに立つ」ことを目標に掲げる。2年ほど前に痛風と五十肩を発症するなど、年相応の衰えを感じているというが、精神的にはトレーニングにも意欲的で「もしリングに上がれるようになったら、武藤さんを担ぎ出して復活させようかな」と、23年に引退した武藤との共演を企て、「長州さんも上げちゃったらすごいですよね!」と、夢を語った。