「殺人罪での起訴を」“自殺そそのかした罪”問われている占い師の女の初公判前に遺族側が大阪地検に申し入れ”指示が絶対で抗えなかった・コードで結びあい海に沈めあうように指示”は「殺人罪に当たる」

和歌山県の海岸で男性2人の自殺をそそのかした罪に問われている占い師の女について、遺族が殺人罪での起訴を求めて大阪地方検察庁に申し入れました。

大阪府河内長野市の占い師・浜田淑恵被告(63)は5年前、和歌山県の海で信者だった寺本浩平さん(当時66歳)と米田一郎さん(当時51歳)に自殺をそそのかした罪などに問われています。

2人の遺体はお互いの手がコードで結ばれた状態で見つかっていて、和歌山県警は当初、自殺として判断していました。

その後大阪府警が別の捜査をした過程で、寺本さんらの自殺に浜田被告が関与している疑いが強まり、自殺教唆・自殺幇助などの罪で起訴されました。

■殺人罪での起訴を求めて遺族側が大阪地検に申し入れ

浜田被告の初公判が来月17日に始まるのを前に、寺本さんの長男の代理人が、殺人罪での起訴を求める意見書を大阪地方検察庁に送付したということです。

代理人は死亡した2人は浜田被告の指示が絶対で、抗えなかったことや浜田被告がコードで結びあい、互いに海に沈めあうように指示していたことなどから、殺人罪に当たると主張しています。