アイドルグループ「出禁」ファンのライブ観覧に注意喚起 プロデューサー個人も対応を宣言「俺がそばに行く」

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女性グループ「Maison de Queen(メゾンドクイーン)」が2025年11月17日、「注意喚起に関する重要なお知らせ」をXで公開し注目を集めている。

「所属アーティストおよび周囲のお客様に著しい不快感や混乱を生じさせる」

Maison de
Queenは、「それぞれの人生を歩んできた6人+1のQueen達が世界中を旅しながら、その国の住民たちと繋がり強く美しく革命を起こしていく物語」とのコンセプトで活動するグループだ。24年9月にデビューし、台湾や上海など国外でも活動している。

グループ公式Xは「昨日、当運営事務局が出入り禁止措置を適用している対象者が、会場内において観覧行為を行っていた事実を確認いたしました」と報告した。

グループは16日に行われた渋谷区道玄坂のライブハウスで行われたライブ「HYPE IDOL!」に出演していた。

「本行為は、当事務局が事前に通知している禁止事項に明確に反するものであり、看過できない重大な違反行為と判断しております」とした上で、「出入り禁止対象者が観覧エリアの最前列付近に位置する行為は、所属アーティストおよび周囲のお客様に著しい不快感や混乱を生じさせるものであり、運営としても重大な問題行為として認識しております」とした。

今後については「当該対象者による一切の入場・接触・観覧・会場周辺での待機行為を禁ずる措置を継続するとともに、同様の違反が再度確認された場合には、関係各所と協議のうえ、必要な対応を検討する」とした。

ファンに向け、「会場周辺において不審な行動や、トラブルにつながるおそれのある行為を確認された場合には、速やかにお近くのスタッフまたは警備担当者までご連絡ください」と協力を呼びかけている。

「俺が出禁注意された物の元に行きます」

続く投稿では、「プロデューサーです」として詳しい対応についてもつづっている。

出禁措置となっているファンについて「しつこいので、正直全ての対バン 全部対応するのは難しいから」(原文ママ)としつつ、「また最前に入る事発覚したら。会社のスタッフ、私含めて 彼の事を囲んで一緒に最前でライブを楽しもうと思って。俺が出禁注意された物の元に行きます。あの『子』のそばに俺が行きます」と宣言した。

1グループのみが出演するワンマンライブではなく、複数の出演者が入れ替わる形でステージに立ち、共演する「対バン」形式のライブの場合、ファンの管理の難易度も上がる。来場者の母数が増えるうえ、特定グループのライブで「出入り禁止」とされているファンを、全体から確実に排除することが難しくなるためだ。

プロデューサー自らが「俺が出禁注意された物の元に行きます」とする対応に、「むしろプロデューサー、スタッフに囲まれる出禁オタク見たいから、その出禁オタク応援したくなってきた」などと面白がる声もあがった。

一方で、出禁措置の実効性について心配するファンも少なくない。

> 「主催以外は対応難しそう 対バンでチケット買われちゃったら、補償の問題も出てきそうだし 確実にやるなら、接近禁止命令をとるしかないのかな」
> 「出入り禁止の人間が出入りしていた場合って住居侵入罪になんのかな 個人情報を抑えているだろうし、法的に裁けるなら裁いた方がいいと思うけど」
> 「あんまりしつこいなら被害として警察行った方が良くないすかね?」