愛犬に地鶏や牛まで被害に…冬眠前“大食い”クマ危険性増加 標茶町では“OSO18”の「再来か」と住民に不安広がる

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標茶町で再び熊の脅威が増大しています。特に、冬眠前の食欲旺盛な熊が地域の住民や家畜に深刻な被害を及ぼしているとの報告が相次いでいます。先週、秋田市の公園周辺で熊が目撃され、近隣の高校は緊急避難を余儀なくされました。警察は降りしきる雪の中、周囲をパトロールし、住民に警戒を呼びかけています。

北海道の牧場では、牛が熊に襲われ、血まみれの状態で発見されるという衝撃的な事件が発生。過去に66頭の牛を襲った「OSO18」の再来を懸念する声が高まっています。熊は冬を前にして食欲が増し、野生の熊は1シーズンで100kg以上の餌を食べることが知られています。食料不足の影響で、熊の行動がより危険になっていると専門家は警告しています。

また、山形県では熊が飼育されている鶏を襲い、先週新潟県では特産の西瓜が食べられる被害も報告されています。こうした状況に対し、専門家は「冬眠前の食欲が異常で、今後も警戒が必要」と強調。住民は不安を抱えつつ、熊の出没に備える必要があります。

この冬、熊の脅威が増す中、地域社会は一層の注意を払う必要があります。今後の動向に注目が集まります。