
大分市で起きた大規模火災。
発生から、まもなく24時間がたとうとしています。
大分市佐賀関から、広瀬修一キャスターが中継でお伝えします。
現地では今も消火活動が行われていて、白い煙も上がっています。
画面左奥に白い煙が立ち込めている様子が分かりますが、その真ん中、今かなり濃く白い煙が上がっているところがあります。
そのあたりを見ると、黒い壁のみが残されている家があり、その周辺に消防団の姿もあります。
消火活動から戻ってきた師団長の方に話を聞くと、19日は火は見えていないということですが、煙が上がっている場所が複数あり、熱を感じる場所に水をかけているということです。
ただ、広い範囲で煙が上がっているため、すべての箇所まで対処しきれていないということです。
住民の方々は、ある一定の距離までは自宅近くまで近づいて荷物を取りに帰ることができますが、まさに消火活動を行っている中心部までは戻れず、規制が行われていて、近くの避難所に避難しています。
なぜこれだけの範囲で、そして170棟以上もの火災があったのか。
地域の方に話を聞くと、風が強かったことと、密集している木造家屋が多いこと、道路も狭いということがあって、民家に火が移りやすかったのではないかと話しています。
近くには蔦島があり、19日午後4時50分現在も、1.4km離れているこの離島の真ん中から煙が上がっています。