
俳優の反町隆史(51)、大森南朋(53)、津田健次郎(54)が、来年1月14日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「ラムネモンキー」(水曜、後10・00)にトリプル主演することが19日、分かった。「コンフィデンスマン JP」「リーガルハイ」を手がけたヒットメーカー・古沢良太氏が脚本を担当し、人生に行き詰まりを感じている大人たちの再会と再生を描いた“中二病”ヒューマンコメディー。見た目も性格も異なるデコボコ3人組が、1月期を盛り上げる。
豪華メンバーが結集し、人生迷子な大人たちの青春回収劇を展開する。主人公は、中学時代に映画研究部でカンフー映画制作に夢中だった51歳の3人。理想と違う人生を歩んで「こんなはずじゃなかった」と行き詰まりを感じる中、少年時代を過ごした町で人骨発見のニュースが飛び込み、連絡を取り合って37年ぶりに再会を果たす。
反町が演じるのは、大手商社勤務も、ある事件がきっかけで閑職に追いやられた陽キャな雄太。大森は偏屈な性格でヒット作を出せないクセ強な映画監督・肇、津田はやりたいことを諦めて母の店を継いだ気弱な理容師・紀介を演じる。
脚本の古沢氏は「中二病全開だったころの自分を、恥ずかしく葬り去りたいとずっと思っていたけれど、いつしか眩しく取り戻したいと思うようになっていました」と着想の原点を説明。「コンフィデンスマン JP」シリーズなどで古沢氏とタッグを組んできた成河広明プロデューサーが「迷える大人たちが中二病を取り戻すひと冬の話」と位置づける、ミステリー風味なコメディとなっている。
古沢作品への初出演に反町は「古沢さんが生み出す独特の世界観にいつも魅了されてきたので、その世界の一員として撮影に臨めることが本当に楽しみ」と歓喜。大森が「僕ら世代にはドンピシャなエピソードてんこもりなので、台本を読んでいてすごく楽しかったです」と振り返れば、津田も「古沢さんが作り出すコメディーの空気も大事にしながら、楽しく視聴者のみなさんに見ていただけるように作っていきたい」と意気込んでいる。