
大分市で起きた大規模火災は発生から3日目を迎えましたが、依然として鎮火に至っていません。
現場の佐賀関漁港から、テレビ大分・甲斐菜々子キャスターが中継でお伝えします。
地上での消火活動は夜通し行われ、19日まで至るところから上がっていた白い煙が、20日はだんだんと見えなくなってきました。
ただ、今も鎮火の情報は入っていません。
懸命な消火活動が続けられています。
この火事は18日、大分市佐賀関で発生し、170棟以上が燃え、1人が死亡したものです。
発生から3日目の20日は、早朝から自衛隊のヘリ2機などによる消火活動が続いていますが、いまだ鎮火には至っていません。
佐賀関市民センターには午前7時の時点で70世帯108人が避難していて、住民は不安な一夜を明かしました。
避難した住民は「夜も寝られないし、自分の症状が悪くなる」「帰るところないのに全部焼けてしまった」と話しました。
また20日午前、佐藤樹一郎大分県知事が火災現場を視察に訪れました。
知事は「きょう中の鎮圧状態を目指して引き続き全力で対応したい」と話しています。