にしおかすみこ、認知症の母の死去を報告 残されたダウン症の姉は1人留守番経験なし「今日は楽屋にいる」

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 タレントのにしおかすみこが19日、NHK「あさイチ」で、認知症だった母が「数日前に亡くなった」と告白。ダウン症の姉との今後の暮らしについて「絶賛迷子中」と打ち明けた。

 この日は障害を持つ家族がいる人たちを特集。にしおかは、姉がダウン症でいわゆる「きょうだい児」で、番組では同じ境遇の人たちとの座談会にも参加した。

 VTR後、にしおかは「数日前に、母が亡くなって」と突然告白。「今、まさに姉と私がどう幸せに生きていくか、絶賛迷子中なんです」とコメント。

 にしおかは、母が認知症を患っていたことを公表しているが「実家に戻って5年だが、最初は私が病むなら姉は施設にと思っていたが、母が亡くなったばかりだし、姉がすぐに施設というのは、施設がどうこうではなく、かわいそうでできなくて」と率直な気持ちを吐露。

 これまで姉は1人で留守番をしたことがなく「今日は姉は楽屋にいる。楽屋でEテレ見てる」と同行しているといい「お世話になってばかりはいられないので、いろんな方にお世話になりながら、私も幸せで姉も姉らしく生きられる方法を模索しなければと思っている最中」と明かした。

 華丸大吉も「そんな大変な時に…」とびっくり。にしおかは「(母が)亡くなった事が、姉に分かるのかなと。もし分からなければ見せなければいいと思っていたが、安らかに眠っているときに姉がきて、『ママ死んじゃったよ、どうする?』って私のことを抱きしめてくれて、姉がポロポロ泣く。頑張ってお姉さんをやってくれている」と姉を思い「この後の情緒も心配だし」とコメントした。

 番組で放送されたVTRの座談会の時はまだ母は元気だったといい「VTRの時はピンピンしてた。でもコロッと逝けたので大丈夫です」と必死に笑顔を浮かべ、振り返っていた。