
熊本県菊市で発生した火災により、約100匹の犬が命を落としました。11月20日午後2時20分、通行人からの通報を受けて消防が現場に急行しましたが、火は瞬く間に近隣の住宅と犬舎に燃え移りました。火災は約4時間後に鎮火されましたが、既に木造住宅1棟と犬舎2棟は全焼、飼育されていた犬たちは逃げることもできず、焼け死んでしまいました。
火元は犬の繁殖を行っていた木原哲也さんの施設で、主にプードルやハスキーが飼われていたとされています。怪我人は出なかったものの、約100匹の犬たちが無惨にも炎に包まれ、助けを求める声も届かぬまま命を奪われました。この悲劇的な事故に対し、地域住民や動物愛護団体からは強い非難の声が上がっています。
火災の原因は現在調査中ですが、犬の飼育数に関する法律の遵守や、適切な避難措置が講じられていたのか疑問が残ります。動物の命が失われたことは痛ましく、繁殖業界全体の在り方が問われるべきです。犬たちの最後を想像すると胸が痛みます。今後、同様の事故を防ぐための対策が求められています。