茨城・日立市で8月、空き家に侵入し腕時計などを盗んだほか、埼玉県内で続発している窃盗事件に関与した疑いでベトナム国籍の男ら計11人が逮捕された。埼玉県内では10月以降、100件以上・総額2000万円超の被害が発生。警察は東南アジア系の大規模グループとみて捜査中だ。
窃盗事件相次ぎ被害総額2000万円超
20日午前9時頃、埼玉・所沢警察署でカメラが捉えたのは、カメラを見つけると手で顔を隠し、うつむく男だ。

窃盗などの疑いで逮捕されたベトナム国籍のファム・ホン・リン容疑者(32)だ。

ファム容疑者ら男4人は8月、茨城・日立市の空き家の窓ガラスを割って侵入し、腕時計など合わせて1万5000円相当を盗んだ疑いが持たれている。
さらに、埼玉県の事件に関与した疑いでベトナム国籍の男女ら7人を逮捕した。

今回逮捕された合わせて11人の容疑者は、3つの犯行グループにいたとみられ、さらに多くの事件にも関与している可能性がある。

埼玉県内では10月以降、窃盗事件が100件以上相次いでいて、これまでに被害総額が2000万円を超えている。
3つの犯行グループ 同じ関係先に出入り
警察によると、犯行に使用された車は多くが車検切れで、ニセのナンバープレートを付けていたという。

3つの犯行グループは互いに車を入れ替えて使用し、同じ関係先に出入りしていたことも確認されている。

警察は11人の認否は明らかにしていないが、東南アジア系の一大犯行グループを構成していたとみて捜査している。
(「イット!」11月20日放送より)