芸能事務所「STARTO ENTERTAINMENT」は、篠塚大輝の不適切なギャグに対する謝罪文を公式サイトに掲載しました。グループ全体で反省し、信頼回復に努めるとしています。
芸能事務所「STARTO ENTERTAINMENT」(スタート社)の公式サイトが21日に更新され、人気グループ「timelesz」(タイムレス)の謝罪文が掲載された。グループの最年少メンバー、篠塚大輝(23)が18日放送の「めざましテレビ」(フジテレビ系)に出演した際に繰り出した一発ギャグが批判を集めていた。
「多くの方々に不快な思いをさせた」
「timeleszから皆さまへ」と題した謝罪文は篠塚に加えて菊池風磨(30)、佐藤勝利(29)、松島聡(27)、寺西拓人(30)、原嘉孝(30)、橋本将生(26)、猪俣周杜(24)のメンバー全員の署名入り。全文は、次の通り。
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この度は、番組出演時のメンバーによる不適切な言動により、多くの方々に不快な思いをさせてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。
今回の件につきまして、個人の問題としてのみならず、timeleszとしてのことと捉えております。
その為、timeleszメンバー8名で話し合いを行い、多くの方々に支えていただいているにもかかわらず、その想いに反して、不用意かつモラルに反した発言であったこと、そして表現する者としての自覚に欠けていたことを、当人はもとよりグループとして深く反省し、真摯に受け止めております。
また、今回の経緯を振り返り、メンバー各々に落ち度と責任があることを自認し、今後は、このようなことを起こさないよう、互いに律し合い、アイドルとしてあるべき姿とは何かを継続的に話し合いながら、日々の言動を見つめ行動してまいります。
応援してくださる皆さま、関係各所の皆さまに、再び信頼していただけるよう、謝罪して終わりにするのではなく、その想いを今後の活動の中で示していけるよう、一層精進いたします。
皆さまのお言葉を真摯に受け止め、歩みを正してまいります。
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番組のタイトルや「不用意かつモラルに反した発言」について詳細は記されていないが、篠塚は同日に自身のインスタグラムのストーリーズ機能を使って、「ここ数日間、メンバーとも話し合いをし、自分自身とも向き合っておりました。これからは信頼回復に努め、日々の活動に真摯に向き合ってまいります」と懺悔。
篠塚が「めざましテレビ」で見せて物議をかもした一発ギャグととは、童謡「大きな古時計」の替え歌で、「今は、もう、動かない~、おじいさんにトドメ~」と笑顔で歌い、カメラに向かって殴りかかる素振りをするというものだった。井上清華アナ(30)や軽部真一アナ(63)らキャスター陣がリアクションに困る中、伊藤利尋アナ(53)が篠塚の肩に手をのせ、「これで終わりでいいのかあ!?」と叫んで終了となった。
放送後、X上では、「あの替え歌放送事故やん」「ふつーに放送事故」「冗談にしても酷い」と篠塚のギャグを問題視する書き込みが殺到。「めざましテレビ」は番組公式サイトで「11月18日(火)の放送内容につきまして、さまざまなご意見をいただきました。視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまいましたことをお詫び申し上げます。今後とも安心してご覧いただける番組づくりに努めてまいります」と謝罪していた。
また、18日夜のラジオ番組「レコメン!」の生放送に出演した佐藤勝利も、番組中の発言が、篠塚の〝放送事故ギャグ〟への批判を念頭に置き、これを嘲笑するものだと解釈され、Xのユーザーからは厳しい声が相次いで、炎上していた。
鼻矢印永井の一発ギャグに「不適切」評価
複雑な心境なのは、篠塚の〝放送事故ギャグ〟の元ネタの持ち主とされる、鼻矢印永井(はなやじるしながい、32)だろう。ユーチューブやTikToを通じて数々の一発ギャグを披露し、「R-1 」グランプリに挑戦した経験を持つお笑い芸人で、篠塚のギャグが炎上したとき、自身のXで「ギャグパクられた上にめっちゃ炎上してる!!」とポストしていた。
さらに今回、スタート社の公式サイトに掲載された謝罪文によって、自身のギャグが「不用意かつモラルに反した発言」「不適切な言動」と評価されるようになってしまった。
■篠塚大輝(しのづか・たいき) 2002年7月9日生まれ。大阪府出身。一橋大学に在学中。STARTO ENTERTAINMENT所属。歌とダンス未経験ながら2025年2月に行われた最終審査を経て、「timelesz」のメンバーに選ばれてデビュー。メンバーは他に、菊池風磨、佐藤勝利、松島聡、寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜。今年6月から8月にかけてアリーナツアー「We’re timelesz LIVE TOUR 2025 episode 1 〜FAM〜」に挑み、12月から来年2月にかけては「We’re timelesz LIVE TOUR 2025-2026 episode 1 FAM DOME」と題したドーム公演が控えている。
(zakⅡ編集部・井上悟)

