台湾籍の男が株購入の返済名目で3000万円だまし取る詐欺未遂容疑で逮捕 不審に思った男性が警察へ連絡

長崎県内に住む70代の男性から株式購入資金の返済名目で3000万円をだまし取ろうとしたとして、台湾籍の男が詐欺未遂の容疑で長崎県警に逮捕されました。

逮捕されたのは、住所不定で職業不詳の林冠倫容疑者(24)です。

林容疑者は11月13日から19日までの間、氏名不詳者らと共謀し、70代の男性に3000万円の株を代わりに買ったと嘘をつき、融資した金の返済を求めました。

しかし、不審に思った男性が警察に届け、林容疑者が南島原市に金の受け取りに訪れたところを県警が詐欺未遂の容疑で現行犯逮捕しました。

男性は「LINE」で「藤原美月」を名乗る人物から「HFRカスタマーサポート」のスタッフに現金を渡すよう求められたということで、県警は林容疑者に余罪があるとみて捜査しています。

SNS型投資詐欺をめぐっては、長崎県時津町に住む60代の会社員の女性が台湾在住の「陳明浩」を名乗る人物から投資目的で82万円をだまし取られる被害も起きています。

女性はこの人物とTikTokを通じて知り合い、LINEで「MetaMask」という暗号資産のアプリを使った投資を勧められたということです。

県警では、SNS広告を通じた投資話やLINEなどのSNSで「投資で絶対儲かる」などと金を振り込むよう指示された場合は、詐欺を疑ってほしいと注意を呼び掛けています。