【独自】江角マキコが名門校との”ドロ沼訴訟”に勝訴していた!「『江角は悪』の印象操作を感じた」と本人激白

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 元女優のさん(58)をめぐり、一部週刊誌が「泥沼の訴訟トラブル」などと報じていた民事で、江角さんが勝訴していたことが分かった。江角さんは、「訴えられたことに驚きましたし、週刊誌の報道にもショックを受けました」と苦しんだ胸の内を明かした。

 江角さんに対して訴訟を起こしていたのは、江角さんの子どもが通っていたケイ・インターナショナルスクール東京(KIST=東京都江東区)の創立者A氏の長女、長男、次男だ。3人は、2022年1月に76歳で亡くなったA氏が生前に江角さんとの間で交わした「和解契約公正証書」が無効であることを確認することと、それぞれに慰謝料100万円を支払うことを求めるを、23年4月、東京地裁に起こした。公正証書に記された和解金が債務として残っていたことで相続放棄を余儀なくされ、精神的苦痛を被ったと訴えたのだ。

 翌24年9月、東京地裁は3人の請求について「その原因とする事実の存否を検討するまでもなく、いずれも理由がない」と判断し棄却。3人はいったん控訴したものの、11月に取り下げて敗訴が確定した。

 3人が争点にした「和解契約公正証書」には、A氏が同校の理事長を解任される“お家騒動”の際に、妻で副理事長(現在は理事長)のBさんらが江角さんを巻き込んだことに対するA氏からの謝罪と、和解金の支払いで双方が合意したことが記されている。もっともこの和解金は支払われておらず、江角さんも請求していない。

 もともと江角さんとA氏家族は親しい間柄だったというが、19年12月にBさんや同校の教員を務める3人の子どもたちと対立したA氏が家を出ると、校内で「A氏と江角は男女の関係にある」とのうわさが拡散し、関係は一変した。江角さんは「怖くなった」と振り返る。

「A氏は毎朝杖をついて校門に立ち、自宅では車イスを使われていました。あり得ないうわさ話に私は、何か得体の知れないことに巻き込まれていると感じ、弁護士に相談しました」

■手元に届いていない訴状も記事になる不可解

 江角さんは保護者の証言などからうわさの発信源がBさんだと受け止めた。弁護士を通じてBさんにうわさの回収と謝罪を求めたが折り合いがつかず、代わりにA氏が謝罪の気持ちを公正証書として残したのだという。

「A氏は私に『学校はあなたの子どもが安心して学べる環境にない』『他の学校に移る費用は私が持つ』と謝罪し、公正証書にすることも提案されました。私からは請求していませんし、お金を受け取ってもいません。私はこれを真摯な謝罪として受け止めただけです」

 A氏は家族との対立から2年後、自宅に帰ることなく亡くなった。

「記事になったことにも、私は衝撃を受けました。は普通、人知れず始まるものです。それなのに私が女優をしていたことで、取り上げられた。手元に届いていない訴状も掲載され、原告側の勝手な言い分ばかりが掲載されたのです。学校側が『善』で江角は『悪』だという印象操作がされていると感じました」

 江角さんの元には保護者からの応援メッセージが数多く寄せられたという。江角さんは「とても励まされましたし、感謝しています」と振り返る。

 江角さんの代理人を務めた喜田村洋一弁護士は、「請求は認められる余地のないものでした。また、訴状が届く前にメディアが詳細を入手して報道するなど、不可解な訴訟でした」と総括した。

 一方、原告側の代理人を務めた寺井勇人弁護士は、全く別の訴訟で学校と江角さんが和解した内容を理由に「回答することは重大な法的義務違反」としている。