宮城県栗原市の診療所駐車場で、今朝70代の男性が熊に襲われ、顔や腕に重傷を負いました。午前7時50分頃、男性は熊に引っかかれ、意識はあるものの病院に搬送されました。現場には熊のものと見られる大きな足跡が残されており、周囲の住民に不安が広がっています。熊はその後、住宅地へと逃げ去ったとされています。
さらに、同じ栗原市では午前8時半頃に複数のニワトリが襲われる被害も発生。住民は再度の襲撃を警戒し、緊張感が高まっています。目撃者によれば、男性は熊に押し倒され、自らを守るのが精一杯だったとのことです。
また、秋田市の動物園では、昨日ツキノワグマが一時的に檻から脱走する事件が発生。園内には10人の客がいましたが、全員無事に避難。動物園の職員が麻酔を使用して熊を捕獲するために奔走しています。
熊の出没が相次ぎ、地域住民の安全が脅かされています。専門家は、これらの事件が熊の生息環境の変化や食料不足に起因している可能性があると警告しています。住民は外出時の警戒を強めており、当局は注意喚起を行っています。熊の動向に注視し、さらなる被害を防ぐための対策が急務です。
