
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
「お久しぶりです。人前に出るのが4年とか5年ぶりなのでドキドキしてます。昨日は眠れないくらい……」──11月16日、日本球界復帰の意向を示している“マエケン”こと前田健太投手(37)のチャリティーイベントが都内で開催された。
現在、日米通算165勝の右腕を巡っては、日本プロ野球界において、熾烈な争奪戦が繰り広げられている。前田投手の一挙手一投足に注目が集まるなか、存在感を示していたのは冒頭で挨拶した妻の早穂夫人(40)だった──。
この日、前田投手は難病と向き合う子どもやその家族を支援する目的で「前田健太チャリティイベント2025~こどもたちの未来のために~」を開催。約250名の参加者が集まった同イベントには前田投手のカープやドジャース時代のユニフォーム、愛用のグローブなどがオークションに出展されていたが、参加者を驚かせたのは出品されていたB’zの松本孝弘のピックや、氷室京介のウイスキーだった。経緯については、早穂夫人が自身のインスタグラムで次のように綴っている。
《アメリカ生活で辛い時も大変な時も心の支えになってくださっていた氷室京介様の奥様と、B’z松本孝弘様の奥様からもチャリティオークションにと、大変貴重なお品を提供していただきました。お二人とも強くて優しくて、私の人生の指針となる大切な方です》
オークションやトークショーを終え、司会者がアナウンスする。
「フリーアナウンサーとして活動され、野菜ソムリエ、食生活アドバイザー、アスリートフードマイスターの資格をお持ちで、アメリカでの生活の中でも食生活を通じて家族の健康を支えてこられました。
メジャーリーグで活躍する前田選手を日々サポートしながら、チャリティ活動にも積極的に参加されてきました」と、紹介されて壇上に登場したのがワンピースにパールのネックレスを身につけた早穂夫人だった。スポーツ紙記者が語る。
「前田投手は2012年に元東海テレビのアナウンサーの早穂夫人と結婚し、2人の子宝に恵まれました。彼女は夫のメジャー挑戦とともに渡米して、独身時代はコンビニ弁当だった前田投手の食生活を支えました。

イベントには250人の参加者が(参加者提供)
アメリカには分厚い肉が売られていることが多く、自ら薄切りするなどして食べやすくすることはもちろん、慣れ親しんだ和食が食べられるように努力していたそうです。早穂さんとお子さんは学校の関係で前田投手を残して今年3月に帰国。現在は活動の拠点を都内に置いているようで、帰国した夫と久しぶりの家族の時間を過ごしているそうです」
トークショーの話題はアメリカでの家族の絆、生活へ。参加者が語る。
「早穂さんは『球場にもベビーシッターさんがいて、ファミリールームがありますし、奥様たちが試合に集中できるように考えられたサポートもあります。契約する時も『奥様も交渉に来てください』と同席させていただきました。『出産の際も必ず(選手は)休みましょうというのもありました』と日本とは違うメジャーの家族への手厚いサポートを明かしていました」
司会者が前田投手に『来シーズンは一緒に住むということになって奥様に感謝しているということですか?』と尋ねると、照れ笑いを浮かべたマエケン。
「早穂夫人は、『お金で買えないような貴重な経験をさせてもらいましたし、私も感謝してます(略)アメリカでは大変なこともあったし、命の危険もあったし、いろんな裏切りもありましたが、全てを通して感謝だなと思えるのは、どんなときも夫が変わらず家族を大切にしてくれたこと』と、夫への感謝を口にした」(同前)
アメリカで夫を支え、メジャーでは自ら交渉の席に同席した早穂夫人。巨人、ヤクルト、DeNA、楽天が獲得調査を進めているなか、移籍のカギを握るのは──。