石戸剛氏 高市首相発言「おかしな話したと思ってない」支持も「ここまではいいが…」高市外交の「懸念点」指摘

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 ノンフィクションライターの石戸論氏が23日放送のフジテレビ系「Mr.サンデー」に出演。台湾有事を巡る発言から中国との対立が深まっている高市政権について言及した。

 高市早苗首相が7日の衆院予算委員会で台湾有事の最悪ケースを想定し「存立危機事態になり得る」と答弁したことに、中国側が猛反発。日本渡航の自粛呼びかけをはじめ、日本への対抗措置を日増しにエスカレートさせている。

 石戸氏は「別に今回、高市さんが論理的におかしな話をしたとは全然思ってないんですよ。しかもある程度矛を収める形で、日本政府の対応としては、私の発言は一貫してますよっていうところをアピールしてますよね」と高市首相の答弁を支持した。

 そのうえで、「ここまではいいと思うんですよ」と前置きし、「高市外交の懸念点としては、中国にもう一個のパイプがない。つまり経済面とかあるいは文化面でもいいですけど、安倍政権下だったら二階(俊博元自民党幹事長)さんがやってたような。かつての野中広務さんがやってたような、もうちょっと動ける人たち。このパイプを持っている人がいないと…森山さんとか?公明党さんとか?ここらへんがポイントじゃないですか」と中国とのパイプ役の必要性を指摘した。