東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

東山紀之氏(C)日刊ゲンダイ

東山紀之氏(59)の久しぶりのメディア登場をめぐって、さまざまな憶測が飛び交っている。

東山氏は2023年9月に「SMILE-UP.(スマイルアップ)」社長就任、同年中に芸能活動を引退すると表明して以来、公の舞台から遠ざかっていたが、シンガー・ソングライターさだまさし(73)が11月24日に更新したインスタグラムで、さだを挟み、妻で女優の木村佳乃(49)と笑顔を見せているのだ。フォロワーから《東山さん相変わらずカッコイイ》《素敵》などの反響があり、《わぁー東くん 時代劇に戻ってきてほしいです》との要望もあったとスポーツ紙などが報じている。

「復帰へ向けた布石じゃないかという見方が少なからずありますね」と、週刊誌芸能デスクはこう言う。

「東山氏の近影が伝えられたのは2024年9月4日、大谷翔平選手のドジャース戦を球場で応援する姿がキャッチされて以降になりますが、前回が補償問題への取り組みへの批判となり、『法を超えた救済』と言っていたのに何だというコメントが多々あったのに対して、今回はそうした批判は少なく、復帰を待ち望むようなコメントをスポーツ紙が報じました。ちょっと深読みすれば、東山氏と親交あるさだまさし、スポーツ紙の旧ジャニ担からのラインなどを通じて、復帰へ向けた反応をチェックした可能性はあるのではないかと思います」

■「必殺」シリーズで、俳優復帰か

さらにこう突っ込んだ。

「ジャニー喜多川氏らの性加害問題をめぐり、スマイル社は補償状況を随時発表しているのですが、それによると2025年11月時点で、被害申告者との交渉で約99%が通知などで補償内容に同意に達し、補償金支払いも同ペースで進んでいるとHPなどで発表しています。ジャニーズからの社名変更時から、補償終了と共に廃業するとしていましたので、近々、補償交渉コンプリートと共に性加害問題も解決、東山氏は社長としての任務も終えたとして、そうした記者会見とともに芸能活動復帰というシナリオが出来上がっているのかもしれませんね。補償をめぐっては、被害者に対しても査定基準すら一切明らかにせず、被害申告すら弁護団を通じて全面否定し、徹底抗戦する裁判が現在も続いています。それでも、旧ジャニからの担当記者やテレビ、マスコミ関係者ともども、性加害問題などもう終わったことと自分たちで線引きし、その前提で動いているようにも見えます」

東山氏もその前提で動き、タレントとしての活動再開へ向けて着々なのだろうか。

「俳優としては、2023年12月29日放送のスペシャルドラマ『必殺仕事人』(テレビ朝日系)がラスト出演となっていますけど、公式にシリーズが完結を発表したわけでもなく、東山氏の復帰作として、準備が進められているとしても、不思議はないでしょうね。東山氏は常に肉体管理に努め、昨年4月の『FRIDAY』でもジムでトレーニングしていると報じられていましたし、今回の近影でもシェイプアップしていることが分かります。復帰へ向け準備万端というサイン、メッセージなのかもしれません」(放送関係者)

本人もファンも関係マスコミもその気だとしても、被害者から見れば今も、性加害問題の“当事者”なのではないか。

■「俺のソーセージ」発言は真偽からして闇の中へ

「後輩の、ジャニーズJr.たちへのセクハラ疑惑では、『合宿所』と呼ばれたジャニー氏の自宅で『僕のソーセージを食え』と後輩たちに言って、下半身を露出させたという記述も書籍などに書かれています。このことを問われたとき、本人は『記憶がはっきりしないが、したかもしれないし、していないかもしれない』と曖昧な態度を示していましたけど、そういうエピソードが他にもある。性加害問題の解決と幕引き、タレント復帰を大々的にアピールできるような立場かという批判も予想されると思いますよ」(前出の放送関係者)

かくして、東山氏の動向への注目度が高まっているというわけだ。芸能評論家の中野義則氏がこう言う。

「法廷で被害を訴え続ける被害者たちの声、法廷での様子を取材すると、スマイル社の性被害者への配慮が欠けているとしか言いようがないです。東山さんはこのようなプライベートを世間に出すなら、被害者にも会うべきです。本当に感性を疑います。被害者に寄り添う形と誠意を見せてほしいものです」

こうした声も少なくないということを、東山氏はどう受け止めるのだろうか。

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