日本のクマ地獄が深刻化しています。冬眠期を迎えるこの時期、例年とは異なり、冬眠しないクマの出現が報告されています。岩手大学の山内清純教授によれば、クマが人間の食べ物を餌と認識し、執着することで脂肪を蓄えられず、冬眠せずに活動を続ける可能性が高まっています。この異常な行動は、温暖化の影響と考えられ、都心部でのクマの出没リスクが急激に増加しています。
専門家は、クマが冬でも活発に活動することで、東京都内やその周辺地域での人間との接触が増えると警告しています。特に八王子や立川などの地域では、クマが人里近くに出現する可能性が高まっており、地域住民の不安が募っています。過去の事例では、クマが住宅街に侵入し、果物を食べる姿が目撃されており、今後はさらなる危険が予想されます。
これまでクマの出没に対する対策は自治体任せでしたが、東京都心でも被害が発生するまで動かない可能性があります。人を襲ったクマの駆除だけでは根本的な解決にはならず、国全体での対応が求められています。クマの生態が変化している中、今後の動向に注視が必要です。このまま放置すれば、クマが23区内に出現するのも時間の問題です。私たちの安全が脅かされる中、早急な対策が求められています。
