日本熊森協会が緊急声明を発表、「子グマを殺すな！」と訴え。11月6日、兵庫県に本部を置く自然保護団体が記者会見を開催し、北海道や東北での熊の出没問題に対する緊急要望書を環境大臣に提出したことを明らかにした。この要望書では、補殺による対策の限界を指摘し、被害防止や森の再生に向けた長期的な取り組みの必要性を強調している。
SNS上では、熊森協会が自治体に対して「熊を殺すな」との抗議を行っているとの報告も散見されるが、協会の室谷代表はその事実を否定。会員による困難な事態は報告されていないと強調した。会見には北海道や東北の支部長も参加し、現場の厳しい状況を訴えた。
北海道支部長の鈴木氏は、熊の出没を引き起こしている要因として、ゴミの管理不足を指摘。「熊を呼び寄せないことが重要」と訴え、現状の悪化を懸念した。秋田県支部長も人道的観点からの補殺反対を表明し、個体数減少の必要性について疑問を投げかけた。
一方、地域住民からは「人命が優先だ」との声が上がり、自治体の早急な対応を求める声が高まっている。熊の出没が続く中、住民の安全を守るための対策が急務となっている。日本熊森協会の活動が注目を集める中、今後の動向に目が離せない。
