
石破茂前首相が7日、MBSの夕方ニュース情報番組「よんチャンTV」に出演した。
ニコニコ顔で出演し、首相在任時を「何やっても叱られるのが総理大臣」と振り返り、現在を「好きなようにラーメンがカレーが食べられる、好きなようにコンビニに行けるって、こんな幸せなことはない」と語った。
結局対応が遅れている物価高対策について「高市総理が『(1人2万円)給付金やめだ』と言ったとき、私『えっ!』と思ったですよね」と語った。
「早くて困ってる方に重点的にってことで給付金ってことにしたんだけど、それ止めますってことになると、じゃあどうするんだろうね?と。これから高市さんが打ち出すと思うんですけど」
今夏参院選で一律1人2万円(こども4万円など)を掲げたが、形式的には、消費減税などを訴えた国民民主や参政党などが躍進した。
石破氏は「給付金って言うと反対って方が多かったんだけど、消費税の減税って聞こえはいいけど時間がかかりますよね。お金持ちほどたくさん消費するわけだから、おかしいでしょう。困っている人に重点的に早くということで給付金を打ち出したんで、私あの政策は間違ってたとは思ってない」と述べた。
ただし「選挙で自民党が負けたわけです。給付金出しますよと言って支持されなかったんですから、それが民意ということであれば、それに従うのも政治でしょうね」と語った。
8日になって政府が、お米価格の高騰対策として「おこめ券」を重点支援地方交付金の推奨事業とすることが伝えられている。