立花党首電撃逮捕の裏に「伊東市長選」との憶測飛び交う

立花孝志容疑者

政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志容疑者が名誉毀損の疑いで9日逮捕された問題について、浜田聡前参議院議員が自身のX(旧ツイッター)で見解を示した。浜田氏は複数の投稿で弁護士や元刑事の分析を共有し、「釈放後、一段とパワーアップして帰ってくる立花孝志党首に期待!」と述べている。

立花党首逮捕で浜田聡氏が弁護士見解を共有

立花容疑者は元兵庫県議の竹内英明氏の名誉を傷つけたとして9日、兵庫県警に逮捕された。

浜田氏は弁護士の福永活也氏がXに投稿した「任意出頭してきた被疑者を逮捕する必要があるのか」という疑問や、弁護士の徳永信一氏による「別の逮捕案件が進んでいるためではないか」という見解を紹介。

さらに元警視庁捜査1課刑事の高野あつし氏がユーチューブで緊急動画解説した分析について、「名誉毀損での逮捕は極めて異例」「勾留継続は厳しく審査されるため、48時間後までに釈放となる可能性は十分」とする見解を共有した。

高野氏は「検察は政治的中立の“見せ方“として、斎藤側案件と合わせた“痛み分け“の落としどころを探っている」という仮説も示した。

伊東市長選出馬阻止が目的?SNSで広がる憶測

この逮捕は立花党首が静岡県伊東市長選(12月7日告示、14日投開票)への立候補を表明した直後のタイミングで行われたことから、SNS上では様々な憶測が飛び交っている。

「伊東市長選出馬を回避させる目的の可能性」「このまま拘留が続き、立候補できないことを祈る」「選挙街宣で色々と裏事情をバラされたくないからなんやろな」など、逮捕のタイミングを疑問視する声が目立つ。

こうした中、NHK党の公式アカウントは「関係各所ならびにご支援者の皆様にご心配とご迷惑をおかけしておりますことを、心よりお詫び申し上げます」とコメント。「法令に則り関係機関と連携しつつ、冷静かつ誠実に対応してまいります」として、続報については「確かな情報が確認され次第、改めて会見等でお知らせ」するとしている。

立花孝志(たちばな・たかし) 1967年8月15日生まれ。大阪府出身。ユーチューバー。政治団体「NHKから国民を守る党」党首。大阪府立信太高等学校卒業。日本放送協会職員、フリージャーナリストなどを経て政界入り。千葉県船橋市議会議員、東京都葛飾区議会議員、参議院議員を歴任。いずれも任期途中辞任。NHKの契約者の個人情報を不正に入手しインターネットに投稿した罪などで懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決が2023年に確定。