
第11管区海上保安本部が8日に宮古島沖で実施した機関砲の発射試験で、射撃が続いていたにも関わらず船舶に対する警報を誤って解除していたことがわかりました。
発射試験は宮古島海上保安部の巡視船2隻が搭載した20ミリ機関砲の発射動作と命中精度を確認する2つの試験で、8日午前9時半から正午まで実施されました。ところが、第11管区海上保安本部は発射試験が続いていた午前11時20分に警報を解除し、その後もおよそ40分間にわたって発射試験が続けられました。
本部の職員が1つ目の機関砲の発射動作の確認終了を全ての試験が終わったと誤認し、警報を解除したもので、発射試験による船舶への被害はありません。
第11管区の坂本誠志郎本部長は「警報の誤解除を重く受け止め県民の皆様に不安を抱かせることのないよう再発防止に努める」とコメントしています。