
「あの日のきょうにずきゅん」テレビ新広島、放送50年の歴史の中から、あの日のニュースを振り返ります。
今から4年前の2021年11月10日広島駅西側の飲食街、通称「エキニシ」で大規模な火災が発生しました。
【宮崎記者】
「あちらの建物から赤い炎が上がり、黒い煙が出ています。そしてあたりは焦げ臭いにおいに包まれています」
午前5時半ごろ、広島市南区大須賀町の通称「エキニシ」と呼ばれる飲食街で「大量の煙が見える」などと付近の住民から通報が相次ぎました。1960年前後から開発が進んだこのエリアは木造家屋が密集していて、火は一気に燃え広がりました。
火はおよそ10時間後に消し止められましたが、この火事で、27棟の建物が燃え2人がケガをしました。このエリアは、この3年前にも飲食店など20軒近くが燃える火事があったばかりでした。
【飲食店店主は】
「2回目じゃけえね。大金かけて作り直したけえ。もう余力ないよ」
建物の損傷が激しかったため出火原因は究明できませんでしたが、地域住民が力を合わせエキニシは復活。元の賑わいを取り戻しました。
エキニシでは、二度と火事が起きないよう今では毎年、自治会と消防が協力して消防訓練を行っています。