北朝鮮による拉致被害者家族 鹿児島・曽於市の祭りで署名活動 拉致問題解決に向けた協力を呼びかけ

北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄、健一さんが鹿児島県曽於市の祭りで署名活動を行い、拉致問題解決に向けた協力を呼びかけた。

小雨が降る中、開催された「そお市民祭」。

その一角で署名活動を行ったのは、北朝鮮に拉致された市川修一さんの兄、市川健一さんとその妻・龍子さんたち。

市川健一さんの妻・龍子さん
「拉致被害者救出の署名です。ご協力ください。北朝鮮から市川修一たちを救い出してください」

市川さんらは祭りに訪れた人に、拉致問題解決のために署名への協力を呼びかけていた。

市川修一さんの兄・市川健一さん
「久しぶりにお邪魔したが、拉致問題に関心を持って気持ちよく署名してくれて本当にありがたい」

署名への協力を呼びかける市川健一さんの妻・龍子さん
署名への協力を呼びかける市川健一さんの妻・龍子さん

この記事の画像(3枚)

拉致問題を巡っては11月3日、市川さんら拉致被害者家族も出席した国民大集会で、高市総理が北朝鮮に日朝首脳会談を申し入れたことを明らかにしている。

これまで一貫して首脳会談を求めてきた市川さんは「高市さんならやってくれるという期待は大きい」とした上で、今後も活動を続ける決意を新たにしていた。

市川修一さんの兄・市川健一さん
「(首脳)会談しなければ拉致問題は進展しない。そのために総理に頑張ってほしい。(北朝鮮に)メッセージを送り続けてほしいと願っている。(拉致問題解決のためには)国民の支持が一番大事だと思っている。支持があって初めて外交が動くから、私たちは署名活動を拉致問題解決のために頑張っていく」

高市総理に期待し、決意を新たに活動を続ける市川修一さんの兄・市川健一さん
高市総理に期待し、決意を新たに活動を続ける市川修一さんの兄・市川健一さん