
公設秘書の会社に印刷を頼む「公金還流」問題で矢面に立っている日本維新の会の藤田文武共同代表が10日、Xを更新し、日本維新の会元政調会長に「ほんとありがとう」と感謝をつづった。
藤田共同代表は、日本維新の会の元政調会長の音喜多駿氏の投稿をリポスト。音喜多氏は「藤田文武と丸3年間、文字通り毎日一緒に仕事をしていたものです」と切り出し「確かに最近の記者会見やメディア出演では癖が強めなのは玉に瑕ですが(苦笑)、彼の判断力、思考能力、胆力は余人をもって代えがたいものだと思います」と藤田氏の長所を強調。
「オリジンが起業家なので民間感覚・経営センスに優れ、それゆえ公金の取扱についても民間経営者のセンサーで判断してしまうことがあるのかもしれません」と推察し「そこは公金に熾烈なまでの透明性を求める橋下維新スピリッツと少々乖離(かいり)する部分があるのかもしれませんが、既存政治家がなかなか持ち合わせない合理的な民間感覚という側面もあります」とフォローした。
「叩き上げの経営者らしくお金には合理的かつクリーンで、昭和の政治家のような振る舞いを党内でしているのは見た事がありません」とも証言。「とはいえまだ永田町の中では三期生で、政治キャリアも6年程度。連立政権の中での突然に与党の一角を担い、支援者の皆様からは物足りなさを感じる面もあるのかもしれませんが」と周囲の思いも想像し「間違いなく現在の国政維新の中で最強戦力の一人であり、まだまだ成長途上の人物」「ぜひもう少しだけ長い目で見ながら、引き続き厳しい叱咤激励をいただければと願う次第です」と呼びかけ。最後に「藤田文武のいち友人(現在無所属&無職)より」と結んだ。
この投稿に、藤田共同代表は「音ちゃん、ほんとありがとう」という言葉と嬉し泣きの絵文字で友の言葉に感謝していた。