大野の死体遺棄事件 遺体は逮捕された76歳女の夫と判明 死後20日ほどが経過し腐敗 親族の通報で警察官が発見 福井

大野市猪島の自宅に男性の遺体を放置したとして76歳の無職の女が逮捕された事件で、警察は遺体が女の夫と判明したと発表しました。
 
女は自宅で同居していた夫とみられる男性が10月上旬に亡くなったことを知りながら、10月31日まで放置した疑いで11月1日に逮捕されました。その後の調べで、遺体は女の81歳の夫であることが分かりました。
  
警察によりますと、遺体は死後20日程度が経過しかなり腐敗が進んだ状態でしたが、目だった外傷などはなく、引き続き死因の特定を進めています。
  
事件は、女に連絡をした親族が「お父さんは死んでいる」と告げられたことから警察に通報し発覚。駆け付けた警察官が、1階の和室に敷いてある布団の上で遺体を発見しました。
  
この家の2階には息子も住んでいましたが、父親が死亡したことや遺体が放置されていることについては「知らなかった」と話しているということです。
 
警察が引き続き、動機やいきさつを調べています。