「道路にうつぶせで倒れたまま」父親は死亡 母親も背中にけが 父親を包丁で殺害しようとした疑いで43歳の息子を逮捕 福岡・那珂川市の住宅街

12日午前、福岡県那珂川市で父親を包丁で刺し殺害しようとした疑いで、43歳の息子が現行犯逮捕されました。

父親はその後死亡しました。

◆記者リポート
「事件はこちらの閑静な住宅街で起きました、あちらの住宅の前に2人が倒れていたということです」

警察によりますと12日午前10時すぎ、那珂川市王塚台で「男女が道路に倒れている」と目撃者から通報がありました。

警察官が駆けつけたところ男女2人が倒れていて、男性には包丁が刺さったままの状態だったということです。

◆近くに住む人
「道路にうつぶせで倒れたまま。奥さんは手か足かが少し動いていた。ご主人は全然(動かず)消防車が来たとき人工呼吸されていた」

警察はその場にいた職業不詳の野口直希容疑者(43)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕しました。

刺されたのは野口容疑者の父親の野口三義さん(67)で、腹部付近を刺されていて病院に搬送されましたが約1時間半後に死亡しました。

野口容疑者の母親も背中にけがをしていますが、意識はあるということです。

調べに対し野口容疑者は容疑を認めているということで、警察は容疑を殺人に切り替え犯行に至った経緯などを詳しく調べています。