
福井県は12日、鯖江市内の80代男性が毒キノコの一種「ツキヨタケ」を食べて食中毒と診断されたと発表しました。男性は腹痛を訴え、入院しています。
県によりますと、男性は8日に自宅で自分で調理したキノコ料理を食べたところ、午後6時頃に腹痛の症状が出たという事です。
男性が受診した医療機関から、食中毒の疑いがあると通報を受けた丹南健康福祉センターが調べたところ、有毒成分イルジンSを含む毒キノコ「ツキヨタケ」であることが判明しました。
男性は現在、入院し治療を受けています。
県によりますと、ツキヨタケは食後30分から1時間で嘔吐や下痢、腹痛などの消化器系の症状があらわれ、けいれんを伴う場合もあるということです。
見た目が似ていることからシイタケやヒラタケなどの食用キノコと間違われることが多く、県では安易に採取して食べたり、人に譲渡、販売などをしないよう呼び掛けています。