土佐清水市長の“官製談合”発覚、旧幡陽小学校の改修工事の遅れに懸念も【高知】

今回の官製談合により、高知県土佐清水市が地域活性化の核と期待していた交流施設の工事への影響が心配されています。

児童の減少で2024年12月に閉校となった土佐清水市の旧幡陽小学校です。市は2025年6月からこの校舎を地域の交流施設に改修しています。1階に地域の人が交流するeスポーツルームやアニメ・漫画の図書館を。2階に県立清水高校が受け入れる25人の留学生の居住スペースを設けます。

2026年1月末に完成し、4月から留学生を受け入れる予定でした。総事業費は3億9500万円で国から2億円近くの交付金を受け今後、県からも補助金を求めます。

しかし今回、電気設備の競争入札で市長らによる官製談合が発覚。市の職員は「罪が確定すれば一旦工事を中止し、改めて入札の実施を検討する。工事の遅れを見込んでいる」と不安を漏らしていました。