
名古屋市で発生した主婦殺害事件から26年、逮捕された安福久美子容疑者が初めての命日を迎え、夫が心境を語りました。「ついに念願がかなった」と語る夫は、犯人逮捕の喜びを表現しつつも、事件の深い悲しみを抱えています。1999年11月13日、名古屋市西区のアパートで主婦の高子さんが無惨に殺害され、その後の長い年月が経過しました。
先月末、夫の高校の同級生である安福容疑者が逮捕されました。彼女は当初、殺人の容疑を認める発言をしていましたが、現在は黙秘を貫き、取り調べを拒否しています。捜査当局は、彼女の行動が自己保身に基づくものと見ており、真相解明に向けた捜査が続いています。
夫は「どんなに謝っても、亡き妻は帰らない」と語り、裁判に向けての誠意を求めています。安福容疑者と高子さんは直接の面識がないとされ、動機や背景についての調査が進められています。事件の真相が明らかになることを願う夫の思いが胸に迫ります。
この命日を迎え、名古屋市では高子さんを偲ぶ声が高まり、地域社会の関心が再燃しています。事件の記憶が風化しないよう、夫は最後のビラ配りを行い、来年は集まらないことを約束しました。安福容疑者の行動がどのような結末を迎えるのか、今後の展開に目が離せません。