「捜査機関が十分に捜査した結果だ」 斎藤知事 知事選のSNS運用巡り刑事告発不起訴について語る

去年の兵庫県知事選挙でのSNSの運用を巡り、刑事告発されたものの、12日、不起訴処分になった斎藤知事が報道陣の取材に応じ「捜査機関が十分に捜査した結果だ」と話しました。

去年秋の兵庫県知事選挙をめぐっては、PR会社「メルチュ」の社長が、斎藤知事の「広報全般を請け負った」とSNSに投稿していました。

知事の陣営からは、ポスターのデザイン費などで71万5000円が支払われていましたが、弁護士などが選挙運動の「買収」と「利害誘導」にあたるとして、斎藤知事と「メルチュ」の社長を刑事告発。

およそ1年間にわたる捜査を経て、神戸地方検察庁は12日、2人について嫌疑不十分で不起訴処分としました。

理由については「選挙運動の対価としては認められなかった」としています。

処分の決定から一夜明け、斎藤知事は…。

【兵庫県 斎藤元彦知事】「捜査機関の十分な捜査の結果、我々が主張してきた適正・適法ということのとおり、不起訴という結論が出たということです」

また、「メルチュ」の社長は自身のSNSに「本件を重く受け止め、この経験から学び、人としても経営者としても成長し続けることで、信頼を回復してまいります」などと投稿。

この投稿について斎藤知事は「コメントを差し控える」としました。